カーボンニュートラルへの当社の取り組み・その一歩
当社は、リトレッドタイヤを長年に渡って世の中に提供し続けていますが、一方、会社としてカーボンニュートラル(Co2排出ゼロ)実現に向けて、どのような取り組みを行っているかを考えてみましたが、その第一歩は2014年に始まっていました。
ゴム製品の製造には高温の蒸気等の熱源が必要であり、そのためには中大型のボイラー設備が要ります。そしてその燃料としては、長年に渡って『重油』を使用していましたが、
2014年年初の1月に天然ガスボイラーに切り替え、稼働を開始しました。前年に設備投資したわけですが、一部助成金を活用しています。
Co2削減量を比較してみます。ちょっと古い数字になりますが、重油使用と天然ガスを使用した場合とを年間比較してみます。生産量(ゴム使用料)が似通った年で比較します。
2012年 重油使用 Co2排出量1,060t 生産量(ゴム使用料)854,000㎏
2015年 天然ガス使用 Co2排出量 670t 生産量(ゴム使用料)839,000㎏
この数字からみれば、Co2排出量は約40%削減されています。
それから10年強の年月が経過しましたが、天然ガスボイラーは元気に稼働しています。
そして、2023年6月に会社内の全照明設備をLED器具に交換しました。
初期投資額は少額ではありませんでしたが、LED化による消費電力量の減少に伴う電気料金で、充分に投資額を回収・償却できると判断して実行しました。
今後の計画としては、久留米市の助成金を活用して『省エネ診断』を受けようと考えています。その結果様々な案件が提案されると思いますが、常に費用対効果を念頭に、身の丈に合った設備投資を継続しカーボンニュートラル実現に向けて一歩一歩前進していくつもりです。
(社長 安倍)