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久留米高等専門学校に行ってきました。

久留米高専様とは、以前からの古い付き合いなのですが、最新の研究についてヒアリングし、今後の商品開発、事業の方向性など、自分自身でも知見を広め、ゴムの可能性を探るためです。

「ゴムの街 久留米」には、ゴム関連研究拠点として、日本の中でも「ここでしか出来ない研究」を続けているのが久留米高専です。

今回、お会いしたのは生物応用化学 渡邊勝宏准教授。ゴム基礎研究のスペシャリストです。

注目したのは、先生の『「天然系複合材料」補強フィラーとして籾殻灰を配合したエラストマーの開発』という研究。リトレットタイヤの会社代表として、その可能性を追求しなくてはならないのはもちろんですし、「カーボンニュートラル」の概念を具体的に社として取り組んでいかなくてはなりません。タイヤをリサイクルするだけでなく、その製造工程においてもまだまだ出来ることがあるのではないかと考えています。

技術的な話ですが、「タイヤ」の製造工程そして、先生の研究内容について簡単に説明します。

タイヤは、製造工程において「シリカSiO2=ケイ素」が非常に需要な役割を果たしています。「ゴムにシリカを混ぜる」というのは、最近の技術。2000年ごろにスタートしています。タイヤが黒いのは、「カーボンブラック」という真っ黒な炭素を混ぜるから「タイヤは「黒い!」のですが、この働きが、弾力性、強度を大きくアップします。そのカーボンブラックに代わる素材として注目されるようになったのが「シリカSiO2=ケイ素」です。何が良いのかというと「変形からの回復スピードが速い」こと。タイヤは運転中どうしても変形しますが、元の形にすぐに戻るということは、「転がりやすい=燃費の良い」タイヤということです。しかも、カーボンブラックより「発熱しにくい=環境にやさしい」。(マイナスの点もありますが、このメリットは、強みを打ち消すものではありません。それは、また別の機会にでも)

次に、先生の研究内容について。この「シリカSiO2=ケイ素」を、久留米のおいしいお米の廃棄物「籾殻(もみがら)」から取り出して使うことが出来るのではないかという内容。この研究は、まだスタートしたばかり。いただいた資料は、令和3年5月の日付。データや研究室も見せてもらいました。当たり前ですが、さすがとしか言いようのないものでした。今回のこの技術、実現の可能性としては非常に高いと感じました。それよりも、何よりも先生の研究姿勢「技術、研究成果こそ世の中、地域に」という話に感銘を受けました。


まだ、生まれたばかりのこの技術ですが、生まれたばかりだからこそ育てていく必要がありますし、育てていくことが地元久留米にも大きく貢献し、社のさらなる発展にも繋がっていくというのではないかと感じています。今回お会いしたことは、大きな収穫でした。

「ゴムの街久留米」の火は、現場にいる私たちが引き継ぎ、次世代へも継承し、そしてさらに「カーボンニュートラルな世界」を目指していきます。「再生ゴムのトップメーカー」として知見を広め、次世代に引き継ぎ、この技術でこの地域に貢献していきます。

日米ゴムの新しい取り組み、どうぞご期待ください。今後ともご支援のほど、よろしくお願いたします。

(取材協力:久留米工業高等専門学校 https://www.kurume-nct.ac.jp/